エンジニアリング・チェーン・マネジメント/モジュラーデザイン研究会出版記念講演会のご案内

 近年、日本の名門企業といわれたシャープ、三菱重工業、東芝などが、経営が傾くような危機に陥っています。その原因はそれぞれありますが、共通する要因はアップル、サムスン、GE、シーメンスなどとの本格的なグローバル競争時代の到来です。日本各社は、製品事業の選択と集中や転換で乗り切ろうとして採択した方法の失敗です。


現在、日本の製造業の経営戦略はほとんどが付加価値の高い製品へ転換する「事業構造の転換」です。世界中の製造業が日夜血眼になって事業構造の転換をしているのだからそれだけでは勝てません。

日本の製造業が目を向けるべきは製品の付加価値を高める「事業プロセスの変革」です。その手法の一つがIoTですが、IoTは現在、図面が出来上がったサプライ・チェーン・マネジメント(SCM)領域のみを対象としており、図面を作るまでの上流プロセス「エンジニアリングチェーンマネジメント」(ECM)領域が埒外です。ECM革新こそIoTのバリューを最大化します。

一方、日本の製造業は、CAD/CAEのような高度なツールを導入していてもそれは設計者個人のツールであり、ECM領域を組織的にシステム化することが未整備で家内制手工業時代のままです。

 そこでECM/MD研究会は本年8月初旬に以下の本を出版することにしました。

『IoTによる設計開発革新でバリュー最大化
実践 エンジニアリングチェーンマネジメント』(日刊工業新聞社)

つきましては以下の要領で出版記念講演会を開催しますのでご案内いたします。

(参考 : 目次とまえがき)

 

開催日時
7月31日(月)13:00-17:15
開催場所
秋葉原ダイビルコンベンションホール
聴講料
無 料
聴講申し込み方法
講演会は終了いたしました。
定 員
300名(申し込みが定員を超えましたら各社平準化をさせていただくことがあることをあらかじめお断りします)

※本年は出版物の一部を使いながら講演を致しますので、講演資料はお配りいたしません。宜しくお願い致します。

 

プログラム (注:当日、多少の変更があり得ます)

 

序章 「本格到来したグローバル大競争時代に勝ち残るECM革新」

ECM/MD研究会会長、日野三十四

 

第1章 「設計根拠情報データベース」
株式会社MEマネジメントサービス、マネジメントコンサルタント、大塚泰雄

 

第2章その1 「設計開発知識ベース確立−設計自動化手順書」
株式会社フューチャーマネジメントアンドイノベーションコンサルティング、チーフコンサルタント、原田敦

 

第2章その2 「設計開発知識ベース−試行錯誤設計から理論的設計へ」
株式会社メディオクリタス、ダイレクター、渡辺純一

 

コーヒータイム(販売予約受付)

 

第3章 「製品仕様データベース(BOS: Bill of Specifications)」
株式会社ファソテック、ソリューション事業部ESグループ、吉川健治

 

第4章 「設計検証システム」
PwCコンサルティング合同会社、マネージャー、清水圭介

 

第5章 「原価企画と原価維持」
PwCコンサルティング合同会社、シニアマネージャー、新井本昌宏

 

第6章 「設計文書編集システム」
株式会社経営共創基盤(IGPI)、ものづくり戦略カンパニー、アソシエイトマネジャー、佐々木彩子

 

第7章 「ECM/SCM連携システム」
ECM/MD研究会会長、日野三十四

 

第8章 「ECM事例」
ECM/MD研究会会長、日野三十四


  

《講演会は終了いたしました。》

 

 

 

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